
収蔵品紹介
廣田硝子は1899年の創業時からの和ガラスに関する資料を収集してきました。日本が歩んできたガラス食器の変遷が感じられる懐かしの製品をはじめ、ヴィンテージガラス、ガラス製造道具・資料・書籍などを所蔵しております。
廣田硝子の製造品は、開発当時の秘話やデザインの詳しい説明などをwebsiteの収蔵品アーカイブでも公開しておりますので、ぜひお楽しみください。
「木版カタログが物語る廣田硝子のレガシー」
2025.06.28~
今回の企画展では1950年代の木版カタログの一部を
初公開いたします。
加えてカタログに掲載され現在も販売を続けている商品や、
すでに廃盤になった代表的な収蔵品も同時展示いたします。
明治32年創業、東京で最も歴史がある硝子メーカーの一つ、廣田硝子株式会社の所蔵品を展示するガラス美術館です。
1930年代頃より以降販売していた懐かしの製造品のほか、
会長 廣田達夫が自ら蒐集した和ガラスやヴィンテージガラスのほか、
成形金型などの製作器具、専門書などを展示しています。
人々の感性に訴えるガラスのぬくもりと、脈々と受け継がれてきた職人の技をぜひご覧ください。
廣田硝子は1899年の創業時からの和ガラスに関する資料を収集してきました。日本が歩んできたガラス食器の変遷が感じられる懐かしの製品をはじめ、ヴィンテージガラス、ガラス製造道具・資料・書籍などを所蔵しております。
廣田硝子の製造品は、開発当時の秘話やデザインの詳しい説明などをwebsiteの収蔵品アーカイブでも公開しておりますので、ぜひお楽しみください。
和ガラスは、「なごみ」「おだやか」「のどか」といった意味を含む、日本人の美意識によって昇華した芸術品です。
日本では明治初期までジャッパン吹き(和吹き)による肉の薄いガラスが主流でしたが、明治維新後の文明開花のもと、ガラス職人たちは外国人技師から舶来吹き(洋吹き)の技術を学びました。
その後、職人たちの懸命な努力により、日本におけるガラス製作技術が発達し、ランプのホヤからコップ・ビール瓶・醤油差しに至るまで、さまざまな生活日常品がガラスで作られるようになります。
こうして、西洋の技術に日本の文化を取り入れた、職人たちのこだわりがつまった独自の「和ガラス」が誕生し、ガラスは人々の暮らしにより馴染み深いものとなったのです。