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ヨーロッパへの輸出もされましたが、それは「自動種巻取り機」と「6ヘット回転スピンマシン」という成型技術の開発と進化によって、大幅なコストダウンを実現できたことによります。その後フランスのガラスメーカーが、この「廣田硝子シェルプレート」をお手本にして製品を開発したほど、世界のガラス業界に影響を与えました。
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国立科学博物館、産業技術資料データベースに、このシェルシリーズについての記載があります。
昭和49年発売。日本で最初に導入された「スピンマシン成型(遠心成型)」により開発された製品です。故木村四郎氏デザインの「シェルプレート」は、天然の貝の姿を精密に石膏で型をとり、リモデルされました。「成型金型」と、灼熱したガラスの「流体力学」とを徹底して計算し生まれたデザインは、木村四郎氏の、金型とガラスを熟知し追求する情熱の為せる技であり、現在でも廣田硝子の不滅のヒット商品となっています。
収蔵品詳細
素材:ソーダ硝子
技法:スピン成型
制作依頼先: 岡本特殊硝子株式会社(東京 )
ヨーロッパへの輸出もされましたが、それは「自動種巻取り機」と「6ヘット回転スピンマシン」という成型技術の開発と進化によって、大幅なコストダウンを実現できたことによります。その後フランスのガラスメーカーが、この「廣田硝子シェルプレート」をお手本にして製品を開発したほど、世界のガラス業界に影響を与えました。
国立科学博物館、産業技術資料データベースに、このシェルシリーズについての記載があります。